鉄の角棒をツイストしてテストを繰り返しています
久々に「角棒のツイスト」のご相談をいただき、サンプル製作の前段階として具体的にイメージをまとめたり、加工の感覚を再確認したりといったテストを繰り返しています。
確認作業とデータ化
1点のみのアイテムでしたら、その時の感覚だけでつくってしまうこともあるのですが、ある程度規則性のあるデザインで数点製作するといった場合には、こうした確認作業を事前に行って、主要部分だけでもデータ化しておくことで、仕上がりも作業効率も精度も格段に変わってきます。
手作業の絶妙な曖昧さ
どんなに複雑な装飾でも、キャスト(鋳物)や自動機で量産された物には「何かもの足りなさ」のようなものを感じた経験がある方も多いと思います。
規則性のある装飾を何点か並べて出来上がるアイテムがあるとすると、「全ての装飾が全く同じものの集合」という場合と「限りなく同じに近いが絶妙に個性がある装飾の集合」というのでは、全体の表情に大きな違いが生まれると思います。
※キャストや自動機のメリットを否定している訳はございませんので、その点はご理解くださいませ。
素材の個性や、加工のちょっとした加減の差が、パーツの仕上がりの中に絶妙な個性を付加します。「未熟」だと言われればそうかもしれませんが、こういったニュアンスが関係する作業には、この「個性」をうまく利用することも大切な要素だと思ってしまいます。
ツイストの奥深さ
角棒のツイストだけを見ても、ツイストの仕方(種類)やそれぞれのピッチによって様々な表情をつくり出すことができます。
ドアハンドルやハンガーバー、手摺り、門扉といった一般的な用途以外にも、様々な場面で応用できる加工だと思います。
こんなところにアクセントとして加えたら・・・といったイメージが湧いてきたら是非お気軽にご相談ください。
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